Monthly Archives: 12月 2013

私のプロフィール

掲載日:

さてここで私の自己紹介をさせていただきます。
私は高校1年生の夏に失明しました。ちょうど1972年のミュンヘンオリンピックの年で、テレビでは盛んにオリンピック中継をしていたことを記憶に残しています。子どもながらにも、失明したことで、「私の人生は終わったな」とおもいつつ、後はこれという目標が無いままに、盲学校生活を送っていたことが思い出されます。

障害者になったらもう「普通の人(健常者)と同じ生活(仕事)」はできない、それをごく当たり前のように受け止めていました。

 ところが盲学校で学ぶ中で、「将来は盲学校の教師」になることも良いかなと考えるようになりました。それは、私が学んだ「あん摩マッサージ指圧、鍼、灸」の仕事が大変に魅力のある職業であることが理解でき、そして、これを中途失明の立場で同じ境遇にある人達とともに学び合い、少しでも私の経験や力を生かすことで、私の社会的役割がはたせたらと考えられるようになったからです。今思うと、このころようやく私自身障害の受容ができ始めたのかなと思います。

 母校に赴任してからは、私は社会に目を向けるようになり、授業以外に以下の活動を続けてまいりました。
1.盲学校の在学・卒業生に対する職業・進路及び情報機器の指導
2.神奈川県視覚障害者の雇用を進める会(現在のView-Net神奈川)の活動
3.社会福祉法人「光友会」を通しての施設づくり及び福祉運動
4.視覚障害者用情報機器の開発・協力

 これらの活動は、私に多くの貴重な経験と多くの人達との出会いをもたらしてくれました。これらの経験と人脈が最大の私の財産となり起業を考えるきっかけとなり、48歳のときに現在の会社を設立し今日に至っています。

障害学とは

掲載日:

障害学は、次のように定義されています。
「障害・障害者を社会、文化の視点から考え直し、従来の『障害者すなわち医療、リハビリテーション、社会福祉、特殊教育の対象』といった『枠』から障害、障害者を解放する試み」です。

わかりやすく言えば、従来は「○○を施す対象」として、健常者(専門家)の目から見た障害者研究がなされていたのに対し、今度は障害者自身の「障害をもって生きる経験や視点」を足がかりに、従来の障害研究を批判し、再構築しようというものです。

社会モデルとはどういうこと?

掲載日:

最近障害の捕らえ方が変わってきました。
以前は、障害者が困難に直面するのはその人に「障害」があるからであり、克服するのはその人(と家族)の責任だとする考え方が一般的なものでした。これを障害額では「個人モデル」と呼んでいます。

これに対して、「社会モデル」とは、「社会こそが『障害(障壁)』をつくっており、それを取り除くのは社会の責務だ」とする考え方です。
社会には身体や脳機能に損傷をもつ多様な人々がいるにもかかわらず、社会は少数者の存在やニーズを無視して成立しています。

学校や職場、街のつくり、慣習や制度、文化、情報など、どれをとっても健常者を基準にしたものであり(これをユニバーサルデザインでは、端的に「ミスターアベレージと称しています)、
そうした社会のあり方こそが障害者に不利を強いている――と考えるのが「社会モデル」です。

「障害があるから不便」なのではなく、「障害とともに生きることを拒否する社会であるから不便」なのだ、と発想の転換を促しているのです。

そこでこのページでは、視覚障害者の立場で、社会のさまざまな事柄を「社会モデルの視点」で見たときにどう移るのかということを書いていきたいと思います。

年末年始休業のお知らせ

掲載日:

日ごろより皆様におかれましては、当社事業に対しましてご支援賜り誠にありがとうございます。
当社は平成25年12月28日より平成26年1月5日の間を年末年始休業期間とさせていただきます。
お問い合わせ・ご注文等につきましては、年明けの1月6日より承りますのでなにとぞご理解のほどお願い申し上げます。
今年は当社にとりましては、本店を移転するなど大きな変化の年となりました。
来る年は飛躍の年となるよう一層尽力する所存であります。
来る年が皆様にとっても良き年となることを祈念申し上げます。
それでは、来年も引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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