P-SQUARE創刊号(株式会社あきない総合研究所発行)に掲載。

掲載日:

弊社代表新城直が「P-SQUARE:地域と起業&経営革新をサポートする人たちのP‐スクエア」(株式会社あきない総合研究所発行)の特集として、「受賞者が語るビジネスプランコンテスト」のインタービュー記事が掲載されましたので内容をご紹介致します。(2009年冬号Vol.1)

<掲載内容>
タイトル:視覚障害がいの挑戦者が、321プランのトップに輝く!
最優秀賞受賞、新城直さん、株式会社ナレッジクリエーション

【プラン名】
Web合成音声配信システム【vds:ボイス・デリバリ・システム】の拡販事業化

【ビジネスプラン概要】
パソコン画面を見ることが困難なユーザーへ配慮した「音声」による情報を発信するシステム「Web合成音声配信システム(vds:ボイスデリバリーシステム)」の拡販を目指したビジネスプラン。障害者を含めすべての人が過ごしやすい「人にやさしい社会環境づくり」を実現することを目的としている。

【本文】
落ち着いたプレゼンテーションと磨き抜かれたビジネスプランで、審査員から圧倒的な支持を得て最優秀賞を受賞した新城直さん。表彰式では、中田市長(当時)とがっちりと握手を交わしたが、実は、2人には出会いのドラマがあった。

◆風変りな盲学校の退職教員がいた。
出会いは4年前、横浜市立学校の教職員の退職を慰労するパーティでのこと。当然、「これからはのんびり過ごします」「趣味の世界を楽しみます」という挨拶をする人が多い。そんな中、自分の企画がビジネスに活かされたことを特集した雑誌を手に、「これから起業して、社会的に弱い人たちのお役に立つビジネスで勝負する!」と宣言をする退職者に出会った。それが、自分自身も視覚障害者であり、22年勤めた横浜市立盲学校を早期退職する新城さん。フリー懇親の時間に、500人の参加者をかきわけて市長のところに挨拶に来たのだった。ちなみに、新城さんは全盲だ。この出来事は、そのパーティにおいては、かなり異色であったので市長も鮮明な記憶として残った。

◆新城さんと中田前市長、表彰台での劇的な再会。
今回のコンテスト表彰状授与の時、新城さんは檀上で市長に耳打ちした。「私を覚えていますか?」「?」
「教職員の退職パーティで起業のご挨拶をしました。」という言葉で、市長は、一気にその時の状況を思い出したという。横浜市の外郭団体が主催するビジネスプランコンテストにおいて、元横浜市立の盲学校教諭からのスピンアウト、という非常に珍しい起業家が最優秀賞を受賞。このことは、中田前市長にとっても大きな喜びだったと語っている。

あれから半年・・・新城さんインタビュー。

◆グランプリ受賞のその後・・・。
受賞によって、マスコミに取り上げてもらった影響は大きかったですよね。ベンチャーキャピタルや銀行、監査法人など、本当にたくさん、声をかけてもらいました。光のあたりぐあいでいうと10ワットの電球が100ワットになったような感じです。現在、プレゼンの時に「業務提携」という札を上げてくれた経営者審査員の企業とのアライアンスで、商品開発が進み、テストマーケティングをしているところ。これは新しい事業展開の突破口になりそうで、かなりワクワクしています。

◆受賞者視線で見るビジネスプランコンテスト
横浜に限らず、他の自治体や民間のコンテストでの賞もいただいていますが、受賞後のケアに、ずい分と差を感じています。次の展開になる人やネットワークを積極的に紹介していただくなど、何かと気にかけてくれる自治体もありますが、受賞イベントが終わるとそれっきり、というところもある。ビジネスプランコンテストが、ただの「お祭り」になっちゃってるんじゃないかなあ。開催際して終わり。イベント実施だけが目的になっているような「ベンチャーや起業を育成する気持ちは本当はないんだな」と思う自治体もありますね。税金を使い、手間ひまかけてセレクトしたビジネスプランであり、発掘した起業家のはずなのに残念なことです。

◆ネクストチャレンジはこんなことも!。
最近「見えない人に会ったらどうすればいいの?」という小冊子を作りました。実は、別に電車の中で席を譲ってくれなくっていいんですよ。じゃあ、どうしたらいいのか。そんな、目の見える人にどう接してもらうとうれしいか、をまとめたものです。この内容を、中高生用や福祉専門職用など対象ごとに掘り下げて、動画版にしたものを作りたいと思っているんです。今の冊子は教科書的でしょ。でも、動画版はエンターテイメント要素を取り入れて「見て役に立って楽しめる」DVDにすることで誰もが見たくなるようなものにすれば、充分ビジネスとして成り立つんじゃないかと思っているんですよ。どう思います?

◆Web合成音声配信システム【vds】とは。
Webページに音声読み上げ機能を搭載するためのWeb APIです。
WebサイトやWebアプリケーションに組み込んで使うこともできます。画面の文字が見づらい人や漢字を読むのに不慣れな人にも大変役立つ仕組みです。
詳細:http://www.vdsapi.ne.jp/
利用事例:http://www.vdsapi.ne.jp/examples

以上

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