「かながわビジネスオーディション2008」にて 「Web合成音声配信システム(vds:ボイス・デリバリ・システム)の拡販事業化」が「神奈川県技術士会賞」を受賞しました。

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この度、先にお知らせ(参照)しておりました「かながわビジネスオーディション2008」(主催:かながわビジネスオーディション実行委員会・神奈川県)にて、当社の事業化プランWeb合成音声配信システム(vds:ボイス・デリバリ・システム)の拡販事業化」が、神奈川県技術士会賞を受賞しました。

【かながわビジネスオーディション】
新しい産業を担う創造的なベンチャー企業を創出・育成するために、民間と行政とが協働して1996年にスタートをし、2008年で13回目を迎えるもので、優れた創造的研究開発やニュービジネス等のビジネスプランを広く一般から公募し、県の技術開発援助、融資支援や民間の出資、融資を受けられるチャンスを作るとともに、共同開発等のパートナーとの出会いの場づくり等によって新たな産業の創出支援を行うことを目的としております。

今年度の「かながわビジネスオーディション2008」では、全国各地から73件の応募があり、その中から審査を通過した弊社の事業プランを含む31件のユニークな入選プランが、4つの分野(情報・通信、環境・防災・福祉・医療、ニュービジネス、新製品開発)でそれぞれの会場に分かれて発表されました。

【Web合成音声配信システム(vds)とは】
ウェブページに音声読み上げ機能を搭載するためのWeb APIです。ウェブサイトやウェブアプリケーションに組み込んで使うこともできます。画面の文字が見づらい人や漢字を読むのに不慣れな人に大変役立つ仕組みです。

【vdsの導入効果】
●官公庁・地方公共団体・NPO法人・各種任意団体でのご利用
1.観光立国日本も推進できる地域情報提供サービスを実現
聴く事で理解ができる外国人が観光情報を気軽に入手できること。
2.そして、高齢化時代に即した音声情報サービスも実現
高齢者(主に老眼の方)やスクリーンリーダー(音声読み上げソフトウェア)を持っていない障害者(主に弱 視者)に対し、Webサ イトの情報を音声により提供できること。・・・「見えづらい人」
3.さらに、読字障害や障害者(後遺症を含む)が安心な社会も実現
読む事が苦手な方(学習障害児(者))へ音声により情報を提供ができること。(学習効果が高い)・・・「読むのが苦手な人」(英国では人口の10%、日本では5%)

●企業・個人での導入効果
1.ウェブサイトへのアクセス数や集客数が増加
人口の半数が50歳以上の高齢化社会(新しいマーケット)に向けて、シニア層やエルダー層の方によろこばれる情報(旅行、趣味、CSR活動、福利厚生など)の配信サービスに利用。
2.商品やイベントプロモーションの効率化
デザイン変更や動画作成のコストを費やすことなく、今のデザインに加えて、ラジオのように簡単に音声で読み上げるサービスに利用。
3.ブランド力の向上(企業イメージアップ)
情報量の増加に伴う情報選別が困難な時代において、顧客に伝えたい情報を他にはない音声でアピール。
4.長文が苦手な方へ安心感を提供
書籍案内、パソコン小説、記録情報、ニュースなどに利用できること。
5.ブランド力の向上(企業イメージアップ)
注意書き、スケジュール、記録情報などの商品、サービスに伴う重要事項の読み上げに利用。

【vdsの今後の展開】
<海外への展開>
「vds」は、SAPI5.1基準の音声合成エンジンさえあれば、海外の合成音声エンジンを利用できます。現在わかっている範囲だけでも32ヶ国語の音声合成エンジンが利用できるため、Webアクセシビリティがほぼ義務化されている海外並びにユニバーサルデザイン基本法策定準備中の国内において、Webサイトのユニバーサルデザインとしての利用ニーズがあると考えています。

<観光立国日本を推進>
日本語は読めないが聞く事で理解ができる日本国内在住の外国人や翻訳システムなどとの連動により、日本の文化、情景、など観光情報を海外に発信するためのソリューションをご提案してまいります。翻訳システムと連動した、多言語に対応した音声情報を配信できるようになります。

<家電品や携帯端末、ゲーム機器への展開>
より便利な社会を創造するため、音声合成機能を持たない電子機器でもネットワークにつながることで、「vds」により音声合成を利用することができるようになります。家電品や携帯端末、ゲーム機器などでも使えるものとなるよう、今後も開発を継続してまいります。

今後もより一層「vds」の発展を目指します。

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